全国のコインランドリー開業資金・内装工事費用
デザインされたコインランドリーの内装工事行うためには、予算が必要です。そこでコインランドリー内装工事費用の相場と内訳を把握しておきましょう。無駄な経費を削減できるように、節約法もご紹介します。(あくまでイメージですので、参考程度でご参照ください。)
相場
コインランドリー内装工事費用の相場は、坪単価50万~100万円程度です。20坪のスケルトン物件なら、1,000万〜2,000万円程度かかります。ただし物件の立地や規模、施工する内装材のグレードや設備・機器・什器の台数などによって、工事費用は変動します。
内訳
コインランドリー内装工事費用の内訳について、下記にまとめました。下記は、20坪のスケルトン物件にかかる費用を試算したものです。
下記のとおり、コインランドリーの内装工事費用において、設備・機器・什器工事費用が大半を占めます。つまり設備・機器・什器の台数が増えるほど、工事費用が増額されますので、ご注意ください。
費用の内訳 | 費用の目安 | 費用の試算 |
デザイン費 | 全体の10%程度 | 100万〜200万円程度 20坪のスケルトン物件 |
諸経費 | 全体の10%程度 | 100万〜200万円程度 |
内装工事費 (天井・壁・床・建具など) | 全体の30%程度 | 300万〜600万円程度 |
設備・機器・什器工事費 (電気・ガス・水道・空調・ 換気・洗濯・乾燥・ カウンターなど) | 全体の50%程度 | 500万〜1,000万円程度 |
合計 | 100% 坪単価50~100万円程度 | 1,000万〜2,000万円程度 |
洗濯機や乾燥機の機材購入費:2000~2500万円
洗濯機は、1台あたりおおむね150万円程度が相場です。洗濯機のなかには乾燥機付き洗濯機もあり、乾燥機付き洗濯機は1台あたり300万円程度となります。一方、乾燥機は1台あたり60万円程度です。
一般的に20坪程度の店舗の場合、機械設備の購入費用は2000万円~2500万円程度が相場です。
【20坪店舗での機器購入例】
・洗濯機4台:600万円
・乾燥機付き洗濯機4台:1,200万円
・乾燥機6台:360万円
・両替機1台:30万円
計2,190万円
内装工事費:1400~1600万円
機器以外には、店舗内の給排水衛生工事や内装工事の費用が発生します。これらの工事費用は、20坪の店舗で1400万~1600万円程度です。 機械設備や工事費用のほかにも、チラシ作成費やのぼり旗の設置など宣伝にかかる費用を200万円ほど見込んでおくとよいでしょう。
店舗の建設費:20坪なら1600万円程度
所有している更地にコインランドリーを建てる場合、店舗の構造は一般的に「鉄骨造平家建て」となります。
鉄骨造店舗の建築費相場は、坪70万〜90万円程度です。20坪の店舗で坪80万円の建築費で建てると、建築費は1600万円程度となります。
土地の購入から始める場合は当然、土地の購入費もかかってきます。その分、利益を出すハードルも高くなりますので、慎重な収益のシミュレーションが必要です。
また、店舗を借りて出店することもできます。その場合、「仲介手数料」と「保証金」がかかります。仲介手数料は、家賃の1カ月分です。月20万円の物件に入居する場合は、20万円の仲介手数料がかかります。保証金は退去時に戻ってくるお金ではあるものの、出店時に貸主に支払う必要があります。保証金の月数は地域によって異なりますが、店舗は6カ月(4~8カ月)程度の物件が多いです。月20万円の家賃で保証金が6カ月分とすると、120万円が必要となります。
節約法
コインランドリー内装工事費用の節約法として、相見積もりや居抜き物件、補助金・助成金などがあります。
相見積もりを取ることで、各業者の提案した見積もり(工事の内容や費用、期間など)を比較できます。
居抜き物件を購入・賃貸して、所有者や前借主の施工した設備・機器・什器を譲渡してもらえると、新品購入よりも費用を節約できます。
ただし居抜き物件にはメリット・デメリットがありますので、次の記事も併せてご覧ください。
補助金・助成金を受給できると、基本的に返済義務のない資金となります。
店舗開業・経営に活用できる補助金・助成金の種類をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。